現実を見れば
千葉に帰ってくるとまた嫌な現実が全て戻ってきた。うわぁ、なんもないじゃん、俺。と
全く動いてくれないサークルと対立して以降、全くライブというライブをしてない。まぁそもそも、スタジオライブ?とかいうわけわからないライブばっかりだったのでやってないのも同じか。
路上ライブはやってたけど、どうなんだろうという感じだ。人はこないけど、とりあえず楽しいので続けていた。
前期の後半くらいには、学部の友達はほとんどカップルになってて楽しそうだった。そんな人たちを横目に、僕は訳の分からない学校の課題にやる前から拒否反応を起こしていた。嫌々ながらもしんどい体を動かしやり終えた。
けど結局できたのは、なんの中身もない作品だった。ほかのみんなは簡単にすごい?作品を作って先生に褒められてた。さぞ楽しいんだろうな。かわいい彼女もいるしお金もあるし大学も余裕。打ち込む物もなく、音楽で悩む事なく。
まぁでも俺より真っ当に生きてることは確かだ笑。人間らしい生き方だと思う。
親から教わるのは大事だとどこかの本で読んだ。自分で一から才能があるかもわからないものを始めるよりも、親が積み上げたものを受け継ぎ、よりすごい物になり親を越えるのが良いそうだ。
作品一つにしても、なんにしても親から教わってる人たちもたくさんいるだろう。周りには言わなけれど。僕は、みんな自分一人でやってるんだと思っていたけど、そんな事ないのだ。多分一人でやってるやつはめっちゃしんどいと思う。あとは自信過剰で気にしてないだけか。でも楽しんだもん勝ちではあると思う。こんな意味のない文章を書くよりもみんなで海とか旅行に行けよな。へなちょこ。
いつも終わってから気づくのだ。いつも遅いのが僕である。今悩んでる事だって、数年後振り返ったらなんでそんな事で悩んでたんだよ。ちゃんとやるべき事やれよってことばっかだと思う。高校の時がそうだった。
自由な時間が増えた分、無駄にしてる時間が増えた気がする。しんどくてもやろう。楽しんでやろう。怒られたっていいんだ僕はまだ何にも知らないし何にもなってないんだから。
逃げた先にはなんも残ってなくて結局後悔と絶望の淵に囚われる。より一層しんどくなる。
少し舐めたくらいでもいいからめげずに何度も何度も新しい事に挑戦し続けるのだ。
多分それ以外にここから抜け出す方法はないんだ。